高野山のお盆に開催される「ろうそくまつり」について 木下浩良


8月13日夜、高野山ではお盆の年中行事の一つとして知られています「ろうそくまつり」が開催されます。これは、奥之院の入り口の一の橋から空海さんがいらっしゃる御廟へと続く約2kmの参道に、約10万本のろうそくが灯されるものです。杉木立に囲まれた夜の参道はろうそくの灯の川となり、奥之院の参道は幻想的な光の世界へと変わります。
今年で53回目を迎える同まつりは、ご先祖をはじめ全ての霊を供養する催しです。高野山の入り口の大門から一の橋までの道の区間には置燈籠が置かれ、参拝人の皆様をやさしく奥之院へと導きます。夏の高野山の風物詩として広く知られています。
この日、一の橋では参拝の皆様に19時から21時までの間、無料でろうそくが配られます。是非、ご参拝ください。通常の夜の奥之院は漆黒の世界ですが、この日ばかりは懐中電灯さえも必要ありません。
20時からは、奥之院燈籠堂で萬燈供養会(まんどうくようえ)が高野山内の僧侶により営まれるのです。萬燈供養会は空海さんの時代にさかのぼる年中行事ですが、それに参画する「ろうそくまつり」のはじまりは、昭和49年(1974)のことでした。高野山の青年団・ボーイスカウト・カブスカウトなどからなる青少年団連絡協議会が結成されて、その人たちの奉仕で行われました。これを伝え聞いた近隣の市町村や遠方からも参拝の人たちが次第に増えて現在のようになりました。
清浄心院 高野山文化歴史研究所 所長 木下浩良
開催概要
2026年8月13日(木)
18:00〜21:00 奥之院参道にて「ろうそく祭り」
20:00 奥之院燈籠堂にて萬燈供養会
21:00 終了
こちらに最新情報が載っております→facebookろうそく祭り公式

