先月18日、広島東洋カープ・新井貴浩監督が清浄心院に来山され、恒例の護摩行をされた後、新井監督にお時間をいただき、木下浩良 清浄心院高野山文化歴史研究所 所長が特別インタビューを実施しました(インタビューの模様はこちら)。そのインタビュー後に池口惠観住職も加わり、和やかに3名でお話しをされましたので、その模様をご報告します。
今年は新井監督には日本一になってもらいたいと願っています
池口惠観住職 新井監督、今日は護摩行にご参加ありがとうございました。
新井貴浩監督 惠観先生、護摩行お疲れ様でした。久しぶりにご参加させていただきました。ありがとうございました。
木下浩良所長 新井監督へインタビューさせていただきました。惠観先生から御教示いただかれたお言葉のこととか。
惠観住職「背暗向明(はいあんこうみょう)」ですね。新井監督には前向きに行動してもらいたいという思いからお示ししました。新井監督には、今年は是非とも優勝してもらいたいと思っています。
新井監督 惠観先生、ありがとうございます。
木下所長 新井監督にお伺いしましたが、惠観先生とは20年来のおつきあいだと。惠観先生が心の支えであることがインタビューでよく分かりました。
惠観住職 そうです。今年で21年目になります。私も新井監督と出会ってから、野球が好きになりました。私は相撲が専門でしたから。今年は新井監督には日本一になってもらいたいと願っています。日本一になってもらうように、私も真剣に祈っています。
新井監督 ありがとうございます。頑張ります。
木下所長 先ほど新井監督から「野球は人生」だとお伺いしました。
惠観住職 そうですね。野球は奥深いです。球団も新井監督のことを見ていらっしゃったのですね。そうでないと、監督なんかなれません。何度もいいますが、新井監督の人間性を見ていらっしゃったのですね。
木下所長 素晴らしいです。是非とも日本一になって欲しいと私も思いました。
惠観住職 なります。絶対、新井監督は日本一の監督になります。新井監督が日本一になるよう祈ります。とにかく頑張ります。
新井監督 惠観先生、本当にありがとうございます。ご期待に沿えるよう頑張ります。
新井貴浩
広島東洋カープ監督。元プロ野球選手。広島工業高校から駒沢大学を経て、1998年広島東洋カープにドラフト6位で入団。2005年ベストナイン、本塁打王をはじめ、2008年北京五輪日本代表、2013年オールスターMVP、2016年最優秀選手賞MVP、2000本安打・300本塁打で広島東洋カープのリーグ優勝に貢献する。広島県広島市出身。広島県民栄誉賞、広島市民賞。2022年10月より広島東洋カープ第20代監督に就任。
池口恵観
高野山別格本山清浄心院住職。高野山真言宗宿老・大僧正。傳燈大阿闍梨。昭和11年11月15日、鹿児島県生まれ。高野山大学文学部密教学科卒業後、昭和48年烏帽子山最福寺法主に就任。昭和63年高野山真言宗傳燈大阿闍梨、平成18年高野山真言宗大僧正。また、北海道大学、山口大学、岡山大学、京都府立医科大学、兵庫医科大学、高野山大学などで客員教授など、広島大学、金沢大学などで非常勤講師を務め、医学博士でもある。平成元年に仏教史上初の百万枚護摩行を成満。
木下浩良
清浄心院 高野山文化歴史研究所 所長。高野山大学総合学術機構元課長、高野山大学密教文化研究所受託研究員。神戸学院大学非常勤講師。日本山岳修験学会評議員、九度山町文化財保護審議会委員・日本遺産女人高野調査委員。福岡県柳川市生まれ。1983年、高野山大学文学部人文学科国史学専攻卒業後、高野山大学職員に。柳田國男の孫弟子である高野山大学名誉教授の日野西眞定師に師事。