冬の寺宝特別展を開催!

冬の寺宝展 会期 令和5年12月1日~令和6年2月29日迄

 清浄心院では当院の文化財の調査・研究の中で発見された宝物を順次公開しています。令和6年(2024)のNHK大河ドラマ『光る君へ』は、源氏物語の作者・紫式部が主人公が放映されますが、彼女の生きた平安時代には平安貴族が隆盛を極め、豪華な経典もつくられました。奥州藤原氏が遺した中尊寺経もその一つ。
 国宝に指定された本経。金剛峯寺にはこのほとんどの4296巻が所蔵されていますが、じつは清浄心院もこの貴重な中尊寺経を3巻所蔵しています。「四分尼羯磨(しぶんにこんま)」という経典で、女性出家者に向けて編集されたものです。このたび、清浄心院「冬の寺宝展」では、この中尊寺経を特別公開いたします。ぜひ、この会期中にご覧ください。

中尊寺経(紺紙金銀字交書一切経)
【会期】令和5年12月1日~令和6年2月29日迄
【時間】①11時~ ②12時30分~ ③16時~
【拝観料】護摩木1本(1,000円)※宿泊の方は無料
【予約】 寺宝展をご覧になりたい方、寺院見学をご希望の方はこちらから事前予約をお申し込みください。
【拝観方法】ご予約のお時間までに清浄心院受付に集合ください。お時間になりましたらスタッフが、客殿・霊牌堂(阿弥陀如来像/運慶作・重要文化財)・大台所・囲炉裏の間(寺宝展会場)を順番にご案内いたします。

中尊寺経

また、清浄心院 高野山文化歴史研究所webサイトにて、高野山に中尊寺経が奉納されるまでの歴史を木下所長にお話しいただくとともに、この経典の詳細についてわかりやすく紹介した記事がアップされています。下記からアクセスください。