9月4日 コロナ犠牲者追悼『特別大護摩行』のご報告
令和5年9月4日(月)、高野山別格本山清浄心護摩堂『鳳凰奏殿』にてコロナ犠牲者追悼『特別大護摩行』を執り行いました。沢山のご参拝ありがとうございました。当日は来賓として、和歌山県出身の二階俊博衆院議員をはじめ池口住職所縁の代議士の先生にもお越しいただきました。
コロナ犠牲者追悼『特別大護摩行』の様子
高野山の山内住職方が、法要前に客殿の上段の間にお集まりいただき、その後、列を作って護摩堂へ移動します。
来賓を代表して二階先生と平野高野町長に法要の前にご挨拶をいただきました。
来賓の挨拶後、高野山内住職20名による理趣三昧法要が行わます。
理趣三昧が終わったら池口住職による特別護摩行です。護摩行がはじまると皆さま熱心にお祈りをされていました。火が上がると護摩木を直接火の中に入れて皆さまそれぞれの願い事をお祈りいただきます。来賓の皆さまにもご参加いただきました。
最後に池口住職の法話にて終了となりました。
二階俊博衆院議員をはじめ来賓のインタビュー
コロナ犠牲者追悼『特別護摩行』にご参拝頂いた御来賓の方々にインタビューをさせていただきました。(インタビュー/清浄心院)
二階俊博衆院議員
――高野山への御来訪ありがとうございます。高野山について二階俊博先生の想いを頂戴したく存じます――
二階 私たちにとりまして、高野山はあこがれの聖地です。今度、選挙区の変更によりまして、私は直接高野山でお世話になることになりました。本当に印象深く、かつ緊張しているところです。これから高野山のために何かお役に立てることがないか、考えていきたいと思っているところです。私は幸い、全国47都道府県に支部を置く5400社の旅行業者により組織されている全国旅行業協会の会長を長く務めさせて頂いています。この全国旅行業協会と高野山の関係をどうつないでいくのか、ということがこれからの私の仕事だと思っています。これが上手くいけば、さらに全国に高野山ファンが広がっていくものと期待しています。
――本日のコロナ犠牲者追悼特別大護摩行について、二階俊博先生のメッセージを頂戴したく存じます――
二階 私たちとしましては、恵観大僧正にはありがたいの一言に尽きます。しっかりと手を合わせて、恵観大僧正のお供をしたいと思っています。ありがとうございます。
――ありがとうございました。最後に高野山につきまして一言ご感想があれば頂きたいのですが――
二階 高野山のために何を成したらいいのか、お教え下さい。私はしっかりやります。実行します。本日、同行いただいた衛藤征士郎先生ともども、高野山の発展のためにやります。
衛藤征士郎衆院議員
――本日のコロナ犠牲者追悼特別大護摩行について、衛藤征士郎先生のメッセージを頂戴したく存じます――
衛藤 今回、恵観大僧正が高野山のご自坊の清浄心院で、コロナ犠牲者追悼の特別大護摩行をなされることをお伺いしまして、二階俊博先生とお話をして行こうということになり、一緒に参りました。高野山は、以前にヘリコプターの上空から拝見したことがありましたが、実際に参拝したのは今日が初めてです。
恵観大僧正は、平素から世界平和をいつもお考えになっていらっしゃいます。あわせて、日本国の国民をはじめとします、世界の人たちお一人お一人の安寧と平和と幸せと繁栄を常にお考えです。
その上、恵観大僧正は全ての人々の想いや悩みを背負って、救済をなさるというお立場なんですね。お一人お一人に寄り添っていらっしゃいます。そこでは、あの人はこうだからダメだとは一言も仰らない。あらゆる人たちを受入れていらっしゃいます。日本人だけでなく世界人類の全ての人を等しく救済したいと、一日中24時間朝なり夕なりに思っていらっしゃいます。私は、恵観大僧正のその想いには、心より敬服致しております。
――衛藤征士郎先生は恵観先生と何年前からご親交があるのですか?――
衛藤 そうですね。振り返りますと、もう20年以上も前に遡ります。実は私の家内は鹿児島出身なんです。その家内の親友が鹿児島の恵観大僧正のお寺の最福寺の信者さんでして、その関係もありまして、恵観大僧正からはご厚誼いただいております。
――衛藤征士郎先生が今後さらに恵観先生にご期待なさることがあればお教え下さい―――
衛藤 恵観大僧正は北朝鮮との友好関係もお持ちでいらっしゃいます。私は日本と北朝鮮との国交正常化をする議員連盟の会長でもあります。このことはどうしてもやらないといけない。世界中で北朝鮮と国交がないのは、日本と韓国とアメリカの3ヶ国だけです。朝鮮半島だけでなく、アジアの平和と安定のためには、どうしても日本と北朝鮮の国交正常化をやらないといけません。今はまだその時期ではありませんが、何としてもやらなければいけない。やろうと思っています。恵観大僧正は私に、「衛藤さんが北朝鮮へ行かれる時は、私もご一緒します」と仰って下さっています。
また、恵観大僧正にはロシアのプーチン大統領に一言仰って頂きたい。「戦争はやるな」と。お願いしたいと思っています。しかし、ロシア正教会はプーチン大統領とつながっています。そうでなければ、恵観大僧正が宗教人というお立場で、プーチン大統領と話し合いが出来るのにと思います。本当に残念なことです。
――衛藤征士郎先生ありがとうございました。最後に高野山につきまして一言ご感想を頂きたいのですが――
衛藤 今回、初めて高野山にお邪魔して、高野山というところの偉大さが肌に感じて分かりました。ありがとうございました。
下村博文衆院議員
――本日のコロナ犠牲者追悼特別大護摩行について、下村博文先生のメッセージを頂戴したく存じます――
下村 今日の恵観大僧正の護摩法要は、前々から是非ともお受けしたいと思っていました。本当に願望・待望の日となりました。待ちに待っていまして、私は何処へでも伺うつもりでいました。鹿児島であっても高野山であっても、馳せ参上する思いでした。今日はこのような御縁を頂き本当に嬉しく、感謝感激です。ありがとうございました。恵観大僧正とは、二階・衛藤の両先生を通じて親しくさせて頂いております。これからも、恵観大僧正には心酔させて頂きたく思っている次第です。恵観大僧正は発想がグローバルで、世界平和・鎮護国家、そして国民のため、人々のために祈られる。それが、今回の護摩供養に現れているものと思います。本当にスケールが大きい方だと思います。
――恵観先生が日頃営まわれています護摩行について、下村博文先生がお感じになることはございますか?――
下村 炎の行者の恵観大僧正は命がけで護摩法要をなさっています。そのことで、私たち一人ひとりを守ってくださっています。また、世界平和を祈ってくださっています。行者を超えた、スケールが大きい方だと思っています。本当にありがたいことです。
――最後に高野山につきまして何か一言ございますか。お言葉をいただけたらと存じます――
下村 実は今から30年ほど前に私は高野山に詣っています。その当時と現在を比べますと、相当に変化したように思いました。高野山は世界遺産になり、外国の方の参拝が非常に多いことを、今日は直に見させて頂きました。恵観大僧正がいらっしゃる高野山が日本だけでなく、海外にももっと注目されるべきと思いました。
今回のコロナ犠牲者追悼『特別大護摩行』は下記「天風チャンネル」様でライブ中継されました。