冬の寺宝展 会期12/1~2/28
清浄心院・高野山文化歴史研究所にて当院の文化財の調査・研究の中で発見された宝物を順次公開しています。今回は江戸時代初期制作と思われる美しい屏風を公開いたします。宿泊の方は無料です。
「京名所図屏風(きょうめいしょずびょうぶ)」‥‥迫力あるスケール感を持つ、当時の京都を描いた貴重な屏風。
【会期】令和4年12月1日~令和5年2月28日迄
【時間】①11時~ ②12時30分~ ③16時~
【拝観料】護摩木1本(1,000円)※宿泊の方は無料
【予約】0736-56-2006
【拝観方法】ご予約のお時間までに清浄心院受付に集合ください。お時間になりましたらスタッフが、客殿・霊牌堂(阿弥陀如来像/運慶作・重要文化財)・大台所・囲炉裏の間(寺宝展会場)を順番にご案内いたします。
京名所図屏風(きょうめいしょずびょうぶ)
向かって右隻の端に京都の清水寺から八坂の塔・祇園社に至る東山の名所を描く。左隻には、北野社を中心として右上に金閣寺を描く。京都の二大遊楽地を一双の屏風に仕立てている。描かれた人物の衣装は前時代のものとも見られるが、少し時代が下った江戸時代のでも初期のものと推察する。当時の風俗を伺う貴重な屏風である。
紙本金地着色 六曲一双 169㎝×356㎝
解説 木下浩良(清浄心院・高野山文化歴史研究所 所長)