寺院からのお知らせ

冬の写真展

『 自然の光に浮かび上がる写真展 』

清浄心院の客殿には自然の光が差し込む長い廊下があります。

その廊下で、高野山の写真を長年撮り続けている写真家 永坂 嘉光 先生の作品展を開催します。

清浄心院の静寂な空間、

真っ白な冬景色と共に心静かにご覧ください。

会期 令和4年2月1日~3月31日

時間 9:00~17:00

入館料 無料

場所 清浄心院 客殿 / 和歌山県伊都郡高野町高野山566

永坂 嘉光

写真家
1948年6月21日生まれ

高野山出身


[受賞歴]

2004年 日本写真芸術学会「芸術賞」受賞

2007年 社団法人 日本写真協会 「作家賞」受賞

2009年12月 和歌山県文化功労賞受賞

寄稿

松長 有慶 -総本山金剛峰寺座主 高野山真言宗管長-
高野山に生まれ、そこで育ち高野の春秋を写し続けてきた永坂嘉光さんの写真は『うるおいのある綾羅の美しさ』を そのまま映し出している。 密教の生きた世界を表現する事の出来る最適の写真家といってよいだろう。

第一部をなす「大師の軌跡』は、弘法大師の62年に渡る生涯の足跡を、われわれがあらためて思い浮かべる事のできるように、 写真が構成されている。

史実と伝承を元に映像としてたどる事によって、同行2人の実感がおのずと湧き出てくるにちがいない。 浄界の美は、四季折々の高野山の朝夕を綿密に収録したものである、眼のさめる様な若葉の間を落下し、 地をはう水の流れに高野山独自の湿気をこめた霊気が感じられる。 満開の桃の花にもいうにいわれぬさびしさがあり、伽藍に舞う白雪に背景の山並みが静かに鼓動を繰り返す修繕の道場という 厳しさを裏に秘めて現出された華麗な曼荼羅世界、この世のいかなる汚濁も、たちまち浄界にかえってしまう聖域、 八葉の峯の千年にわたる歴史がここに生々しく息ずいている。

意義ある仕事がここにみごとに結実されているといってよいだろう。

記 – 松長有慶