寺院からのお知らせ,  清浄心院・高野山文化歴史研究所

冬の寺宝 特別展 会期12/4~3/31迄

冬の寺宝 特別展

清浄心院・高野山文化歴史研究所にて

当院の文化財の調査・研究の中で発見された宝物を順次公開する特別展です。

冬の展示では、霊宝館に収蔵されている国宝「中尊寺経」の1部の

四分尼羯磨(しぶんにこんま)3巻を公開いたします。

この経典は国宝クラスですが、研究所の調査により発見され大変貴重な展示となります。

四分尼羯磨(しぶんにこんま)3巻

解説

木下浩良(清浄心院・高野山文化歴史研究所 所長)

四分尼羯磨(しぶんにこんま)3巻
女性出家者に向けて編集された経典。

内容は、出家者の集団を運営する上で必要な儀式・作法を採録して、集団への加入儀式などを17編に分けて注釈を加えたもの。


本経は紺色に染めた紙に経文の文句が一行ごとに金字と銀字で交互に書写する。表の表紙には宝相華唐草文(ほうそうげからくさもん)の文様が描かれ、表紙の裏の見返(みかえ)しには、見返し絵を金泥・銀泥で描く。この特徴を有する経典は、奥州の平泉の中尊寺に納められた中尊寺経の他にはなく、極めて同経に酷似する。


中尊寺経は、紺紙金銀字交書一切経(こんしきんぎんじこうしょいっさいきょう)と称されている。

一切経とは、仏教の経典を集大成したもので、一セット5400巻近い経典から成り立つ。

本大事業をおこしたのが奥州藤原氏の初代藤原清衡(1056-1128)であった。実際に書写事業がはじめられたのは、永久5年(1117)2月からで、9年後の天治(てんじ)3年(1126)3月には完成をする。奥州藤原氏の仏教文化を今に伝える貴重な資料である。


中尊寺経は4296巻余りの大半が高野山に伝わり、国宝として高野山霊宝館が収蔵する。もとの中尊寺にはわずか15巻が伝わるのみである。

冬の寺宝 特別展

会期 令和3年12月4日~令和4年3月31日迄

時間 ①11時~ ②12時30分~ ③16時~

拝観料 護摩木1本(1,000円)

予約 0736-56-2006

拝観方法 

ご予約のお時間までに清浄心院受付に集合ください。

お時間になりましたらスタッフが、

客殿・霊牌堂(阿弥陀如来像/運慶作・重要文化財)・大台所・囲炉裏の間(秋、寺宝特別展)

を順番にご案内いたします。

主催 清浄心院

監修 清浄心院、高野山 文化歴史研究所

清浄心院、高野山 文化歴史研究所について

  

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA